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人を使うには、ほめて使う、叱って使う、批判して使うなどいろいろあるが、ほめて使う人が概して成功している、と私も現場で感じている、青森市の社会保険労務士、本田淳也です。
最近は電子で手続き関係を申請しているため、行政窓口に行く機会が少ないのですが、それでも月に数回はお伺いしています。
訪問する行政としては、ハローワーク、年金事務所、労働基準監督署、労働局、けんぽ協会といったところですが、職員の知識や対応はそれぞれ。
なかでも不可解な対応だと感じるのが「年金事務所」。
イレギュラーな件の対応で、担当者とアポを取り訪問した際の出来事。
ある手当が”賃金なのか”、”賃金ではないのか”という論点で、私は”賃金ではない”、年金事務所は”賃金”だと主張。
私 「労働の対償じゃないので賃金ではないですよ」
職員 「いいえ、賃金になります」
~2度3度同じやり取り~
私 「上司に確認していただけますか」
職員 「分かりました」
~数分後~
職員 「やはり賃金ですね!」
私 「いやいや、(いろいろ説明)賃金ではないですよ、根拠となる疑義照会等見せてもらえますか」
職員 「分かりました」
~違う上司に相談中~
職員「すいません、賃金ではなかったです・・・」
※途中の詳しいやり取りは割愛
こんなやり取り、いかが思いますか?
私は納得いくまで一歩も引かない姿勢なので問題ありませんが、一般の経営者や事務員だとそのまま納得して引き下がる可能性が高いでしょう。
年金事務所側の間違いだとしても、会社もしくは従業員のどちらかが不利益を受けます。
このような知識を経営者や事務員に求めるのは難しいと思われるため、やはり年金事務所職員がきちんと対応すべきでしょう。
少なくともその場で分からなければ上司に確認するなり、後日連絡するといった対応が必須ではないでしょうか。
年金事務所職員の更なる知識向上を期待します!
社会保険労務士 本田淳也(青森市)