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なぜこれほどスピード感に欠けるのか・・・日本年金機構は民間企業を見習うべし!

こんにちは、青森市の社会保険労務士、本田淳也です。

なぜこれほど遅い「健康保険証」

入社に伴う社会保険の手続きにおいて、お客さんからいつも聞かれる質問があります。

「保険証はいつ頃届きますか」

かれこれ何十回説明したことか分かりませんが、補足として保険証が届くまでに病院を受診した際の対応もお話します。
説明の前半で保険証の到着までの日数をお伝えすると、必ずといっていいほど、皆さんこう言います。

「そんなにかかるんですか~」、と。

実を言うと、私も説明しながらそう思っています。
保険証は、とりわけ病院に通院している方や小さなお子さんがいる人にとっては、なるべく早く手元に欲しいもの

そんな思いを強く感じるため、多少スピーディーと言われる「電子申請」を利用しているのですが、実際はあまり変わらないようです。
東京から発送されるということを差し引いたとしても、もっと早く到着できないものかと常々思っていました。

ようやくかと感じる対応

そんな矢先、「日本年金機構からのお知らせ」を読んでいると、こんな文章が、

「平成30年4月から健康保険被保険者証の発行遅延が生じないよう、被保険者証関連届出(資格取得届、扶養者異動届)を優先的に処理します。」

つまり、保険証発行の手続きを優先的に処理し、“早く届けますよ”ということ。
いや、むしろ、4月など混雑する時期に保険証の発行が遅れないようにしますよ、といった意味合いでしょうか。

いずれにせよ良い対応だとは思うものの、正直なところ「もっと早く対応すべし」とも感じます。

これまでも数多くの問い合わせやクレームがあったはず!
被保険者や会社の要望を真摯に受け止めていれば、ここまで遅い対応にはならなかったでしょう!

おそらく、一般的な民間企業であれば、初期の段階で早急な対応を取っていたのではないでしょうか。
日本年金機構も民間企業の対応を見習ってもらいたいものです!

それとも、行政にそこまで求めるのは難しい話なのでしょうか・・・

社会保険労務士 本田淳也







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