ブログ

青森県の2019年度の最低賃金は790円

平成14年以降で最大の引き上げ額

今年も最低賃金改正の時期がやってきました。

10月4日からの最低賃金は、中央最低賃金審議会が示した目安額26円より2円上積みされた「790円」
現在の762円より28円アップ(3.6%)は、平成14年以降で最大の引き上げ額とのこと。

私が高校生の頃の時給が確か500円だったと記憶しているので、26年間で290円の上昇。
そう考えるとあまり高くなっていないような気もしますが、近年の上昇が著しいため、例年この時期になると経営者との綿密な打ち合わせが必要となってきます。

最低賃金の上昇は、働く人にとっては望ましく、少しでも生活が豊かになればと思いますが、その反面、会社の人件費は増加し、経営が苦しくなる事業所があるのも確か
多くのアルバイトを抱えている会社はなおさらです。

韓国のように1年で最低賃金を29%も引き上げ、会社の利益が減少して景気が停滞、結果として廃業等により失業者が増えてしまった・・・急激な最賃上昇には充分あり得る話です。

日本ではいいとこ3%前後の上げ幅ではあるものの、ここ数年は会社の利益が追いついていない会社もあります。
特に、青森のような地方の小規模な事業所で見られる傾向です。

とはいえ、最低賃金は毎年上昇していくでしょう。
適正価格、付加価値、差別化、生産性の向上など、自社の売りや従業員の能力をさらに強化しつつ、利益と労働力をキープすることが重要視される時代になっています。

~仕事をもっと、おもしろく!~
社会保険労務士/自動車整備経営コンサルタント 本田淳也

2018年の最低賃金の記事はこちら







関連記事

  1. Withコロナ総点検必須「働き方改革・関連法」セミナー~中泊商工…
  2. 自動車会社専門の「経営・人事労務相談顧問」が好評!【限定30社】…
  3. 拙著「自動車整備業の経営と労務管理」は青森市民図書館でも借りられ…
  4. 社労士にホームページは必要か? その一 ・・・営業活動が苦手な人…
  5. PRTIMES 人手不足・最低賃金上昇に負けないための地方の会社…
  6. 電通違法残業事件、罰金50万円の判決は妥当なのか?
  7. 全国的な人手不足の原因を探る!景気によるものか?人口減少の影響か…
  8. 年金事務所の不可解な対応・・・納得いくまで説明を求めるべし!




最近のブログ記事

PAGE TOP