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自動車流通新聞連載コラムFile33・・・ハローワーク求人票をガチでつくろう!~その二~「自動車会社の働き方改革」~

自動車流通新聞7月号のご紹介です。

前回はハローワークインターネットサービスの基本を紹介しました。

でも、とりあえずのやっつけで作成した求人票では会社の良さは伝わりません。

今回は求人票の効果的な書き方について学んでいきましょう。

 作成が大変な求人票

従業員募集はとりあえずハローワークという会社がまだまだ多いため、皆さんも一度は求人票を作成したことがあるでしょう。

いかがでしたか?
最低限書かないとダメな項目が多く、担当者からもいろいろ聞かれ、分からない部分も多く意外と苦労したと思います。

最後の方になると「もういいからとりあえず出してくれ~」なんて気持ちになったのではないでしょうか。

本来は書き方を工夫したり、文字数いっぱいにアピールしたりする必要があるのですが、残念ながらガチで作成した求人票は少ない状況です。

その反面、周りがそのような状況だからこそ、本気で作った求人票には求職者の目が留まるというわけです。

 文字数上限まで書く

まずは検索画面でもトップに表示される「職種」を丁寧に書きましょう。

28字まで可能ですので、今までのように「自動整備士」だけではなく、例えば「自動車整備士/専門・先進技術も対応可能なメカニックを育成」などといったように、どんな整備士を求め、どのように育てて行きたいか等を文字数上限まで記載しましょう。

また「自動車整備工」といった表現も見られますが、「工員」というイメージはあまり受けがよくないので避けた方が無難です。

また「仕事内容」も重要で、ただ単に一般整備、車検といったありきたりの内容だけでは詳しく伝わりません。

例えば整備士は何名で、年間の入庫は何台で、その内普通車〇割、中型トラック〇割、特殊車両の有無など詳細な所まで記載するといいでしょう。

ここは360字まで記載可能なので、枠が余った際はキャリアアップ情報等を書くのも一案です。

「求人に関する特記事項」も600字書けるのでフルに活用しましょう。

ここは何を書いてもOKです。
求人票に書けなかった補足事項から、職場の様子、ビジョン、資格取得支援、スタッフの声、Q&A、当社で働く魅力、社長紹介など、自社の雰囲気が分かるように書きましょう。

 全力でアピール

最後に求人票には乗りませんが、「事業所からのメッセージ」600文字と「福利厚生の内容」510文字も忘れてはいけません。

福利厚生の内容は、なにも保養所や社宅といった大々的なものでなくてもよく、軍手支給やツナギクリーニング、社員旅行、夏の暑さ対策グッズなど、従業員のために実施しているささいな事でもOKです。

意外と盲点になりがちですので、思い出しながらしっかり伝えましょう。

給与や休日といった労働条件のアップは当然ながら求職者への大きなアピールとなる分、経営にも大きく影響してきますので、まずは会社の良いところをしっかり求人票に落とし込むことから始めるといいでしょう。

社員がイキイキ働く組織づくりを目指す
社会保険労務士/自動車整備コンサルタント 本田淳也(青森市)







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